縞板とは通常の鉄板とは異なり、材料の鉄板の表面に滑り止め用などの突起が付いた鋼板です。
チェッカープレートとも呼ばれる事があります。
【階段の滑り止め目的などで使用される縞板】画像はWikipediaより
【四角パターン材料イメージ】
【丸パターン材料イメージ】
縞板など、材料の表面に模様(パターン形状)がある場合、その材料から部品を切断する際に、
要求として、部品と材料の模様の位置を一致させる必要があるケースがあります。
SigmaNESTのネスティングでは、そのようなニーズに対応する事が出来ます。
設定方法はとても簡単です。
最初にパターンとなる形状をDXFファイルで用意します。
今回2つのパターン形状を用意しました。
【四角パターン】
【丸パターン】
※ SigmaNESTで作図してDXF出力する事も可能です。
次に縞板の材質登録を行います。
材質名を入力して、パターンDXFファイルを指定します。
最後にパターンのXYピッチを入力するだけです。
【四角パターン】
【丸パターン】
それでは縞板の部品を作成してみましょう。
今回はSigmaNESTの標準形状機能を使って部品を作成します。
特別な設定は必要ありません。縞板の材質を指定するだけです。
部品に模様が付きました!
模様の開始位置は、パラメータで簡単に調整する事が出来ます。
材質を変更するだけで、模様も変わります。
それではネスティングを行っていきましょう。
縞板材質の場合、材料にはあらかじめ模様が付いた状態になっています。
手動でネスティングを行う際に、模様が一致した場所にしか配置出来ないようになっています。
そのため操作ミスをして、間違って材料と部品の模様がずれてしまう事もありません。
もちろん自動ネストを行う事も可能です。
最後のネスティング操作を動画にしてみました。
動画で確認するとイメージがつかめると思います。