在庫管理1

在庫管理1

定尺材や端材などの社内にある在庫の情報、皆さんはどのように管理しているでしょうか。

・端材から使っていきたいけど、端材のサイズが分からない

・ネスティングの時にどのサイズの在庫があるのか分からないので、とりあえず定尺材でネスティングしている

・ネスティングした後に、現場作業者から「XXのサイズの端材があるから、それに入るようにネスティングしなおして欲しい」と言われる事が多く、そのたびに再度ネスティング作業を行うのが二度手間になっている

・材料在庫の管理はしているので、そのサイズの材料があるのは分かっているけど、社内のどこに保管されているのか分からない

など、一度は経験した人も多いと思います。特に中板厚では

・端材があるのは分かっていて、保管場所も分かっているけど、上に重ねて積み上げているので、下の方にある端材を取り出すのに時間が掛かる。出来れば上の方にある端材から使いたい

という悩みも聞く事が多いです。

上記にいくつか挙げた悩みに関する より具体的な材料管理方法については、次回の在庫管理ブログで紹介したいと思います。

今回のブログでは、材料管理方法について、まずは大枠をどのように考えればよいのか、に的を絞ってお話しします。

SigmaNESTを使用している場合に材料管理する方法としては、

SigmaNESTで管理

・基幹システムで管理

・エクセルで管理

・紙ベースでファイル管理

などが挙げられます。それぞれのケースについて、どのように管理すれば良いのかケースごとに見ていきましょう。

[SigmaNESTで管理]

完全にSigmaNESTで切断データを作成するケースや、他のCAMソフトと併用するケース、CAMソフトで作成したデータ以外に現場でも自由に切断するケースなどが想定されます。

[SigmaNESTで作成したデータのみで切断]

実現させるために必要な作業内容:

・何らかの方法でSigmaNESTに購入した材料情報を渡す(例:基幹システムから情報を読み取る)

・機械で使用した材料をSigmaNESTに渡す

[CAMソフトで作成したデータのみで切断(SigmaNESTと他CAMソフトの併用)]

実現させるために必要な作業内容:

・何らかの方法でSigmaNESTに購入した材料情報を渡す(例:基幹システムから情報を読み取る)

・機械で使用した材料をSigmaNESTに渡す

・他社CAMでネスティングをする際に、SigmaNESTのデータベースにアクセスし、在庫状況を確認

[CAMソフトで作成したデータ以外にも現場で切断]

実現させるために必要な作業内容:

・何らかの方法でSigmaNESTに購入した材料情報を渡す(例:基幹システムから情報を読み取る)

・機械で使用した材料をSigmaNESTに渡す

・他社CAMでネスティングをする際に、SigmaNESTのデータベースにアクセスし、在庫状況を確認

[基幹システムで管理]

[SigmaNESTで作成したデータのみで切断]

実現させるために必要な作業内容:

・基幹システムに購入した材料情報を入力

・機械で使用した材料を基幹システムに渡す

・SigmaNESTでネスティングする際に、基幹システムにアクセスし、在庫状況を確認

[CAMソフトで作成したデータのみで切断(SigmaNESTと他CAMソフトの併用)]

実現させるために必要な作業内容:

・基幹システムに購入した材料情報を入力

・機械で使用した材料を基幹システムに渡す

・SigmaNESTまたは他社CAMでネスティングする際に、基幹システムにアクセスし、在庫状況を確認

[CAMソフトで作成したデータ以外にも現場で切断]

実現させるために必要な作業内容:

・基幹システムに購入した材料情報を入力

・機械で使用した材料を基幹システムに渡す

・SigmaNESTまたは他社CAMでネスティングする際に、基幹システムにアクセスし、在庫状況を確認

[エクセルで管理]

基本的な考え方はには、基幹システムで管理する場合と同じになります。

[SigmaNESTで作成したデータのみで切断]

実現させるために必要な作業内容:

・購入した材料情報をエクセルに入力

・機械で使用した材料をエクセルに入力

・SigmaNESTでネスティングする際に、エクセルを開き、在庫状況を確認

[CAMソフトで作成したデータのみで切断(SigmaNESTと他CAMソフトの併用)]

実現させるために必要な作業内容:

・購入した材料情報をエクセルに入力

・機械で使用した材料をエクセルに入力

・SigmaNESTまたは他社CAMでネスティングする際に、エクセルを開き、在庫状況を確認

[CAMソフトで作成したデータ以外にも現場で切断]

実現させるために必要な作業内容:

・購入した材料情報をエクセルに入力

・機械で使用した材料をエクセルに入力

・SigmaNESTまたは他社CAMでネスティングする際に、エクセルを開き、在庫状況を確認

[紙ベースで管理]

ファイルされた物理的な紙での管理方法になります。

基本的な考え方はには、エクセルで管理する場合と同じになります。

[SigmaNESTで作成したデータのみで切断]

実現させるために必要な作業内容:

・購入した材料情報を紙に記入

・機械で使用した材料を紙を見て消し込み

・SigmaNESTでネスティングする際に、在庫状況を紙を見て確認

[CAMソフトで作成したデータのみで切断(SigmaNESTと他CAMソフトの併用)]

実現させるために必要な作業内容:

・購入した材料情報を紙に記入

・機械で使用した材料を紙を見て消し込み

・SigmaNESTまたは他社CAMでネスティングする際に、在庫状況を紙を見て確認

[CAMソフトで作成したデータ以外にも現場で切断]

実現させるために必要な作業内容:

・購入した材料情報を紙に記入

・機械で使用した材料を紙を見て消し込み

・SigmaNESTまたは他社CAMでネスティングする際に、在庫状況を紙を見て確認

以上、ケース別での材料管理について紹介しました。

特に、現場側で自由に材料を使う必要がある場合は、現場で使用した材料を在庫管理システムへフィードバックを行う仕組み、もしくは定期的な棚卸し作業で社内にある在庫を管理する仕組みづくりなどが必要になります。

今回のブログでは材料管理の大枠についてお話させていただきました。

より具体的な運用方法については、次回のブログでご案内したいと思います。

今すぐ確認したいという方は、ページ下にある「お問い合わせ・資料請求」ボタンからお問い合わせいただくか、担当営業までご連絡いただければ、より詳細な内容をお伝えいたします。

弊社ではコンサルティング業務も行っております。

在庫管理に関する話題に限らず、社内で問題となっている事や、何か改善出来る事がないかなど、

実際に御社の運用を具体的に確認し、SigmaNESTで解決出来る事がないか と言った事にも取り組んでいます。

御社でお困りの事や改善したい事など、具体的に問題を抱えている場合はもちろん、今自社で何が問題になっているのか分からない場合でも、是非一度お気軽にご相談下さい。

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Takaaki Takeuchi

幼少期より数学に興味を持ち、大学生の時に学んでいた高度に抽象化された純粋数学の理論が、第3次AIブームの到来により現実世界に花開いた。 理論だけの存在であった数学に、時代がようやく追い付いた今、大学での学びが遺憾なく発揮出来る環境は既に整っているが、学生時代は真面目に勉強していなかったため、いまだにその秘められた能力を開花させる事が出来ず現在に至る。 主な業務は、SigmaNESTのカスタマイズ/ポスト開発や導入教育、サポートなど。 座右の銘「猫の下僕」「猫の召使い」「猫の手を借りたい」