ネスティング後に余った材料に加工経路を割り当て材料の切断/登録をおこないます。
[端材作成]コマンドは、「ネスティングNC」タブの「端材作成」をクリックします。

[端材作成]の設定は、「機械」、「材質」、「板厚」毎に設定を保存することができます。
設定の変更を行う場合は、画面の下部にある「デフォルト登録」ボタンをクリックします。
次回以降、同じ「機械」、「材質」、「板厚」の端材を作成するときにそれらの設定が読み込まれます。

このページでは、端材作成のいくつかの設定について説明します。
クロッププロセス #

- [長さの増分]:「使用最小%」の代わりに端材の長さを指定します。
- [使用最小%]:ネスティングに使用する材料の割合を指定します。
- [残材タイプ]:切断線の種類を設定します。下図から選択します。
[残材タイプ]については、下記リンクのページをご覧ください。
https://sigmanest.jp/?post_type=docs&p=5475 - [最小ストリップ幅]:端材にすることができるネストの上下の領域の最小幅を設定します。
左の図は、最小ストリップ幅を135に設定
右の図は、最小ストリップ幅を180に設定
部品と部品の隙間が179なので右の図の場合、上下の隙間は無視されます。 - [オフセット]:切断線の最も外側にネストされた部品のオフセット距離を指定します。この距離で加工経路が作成されます。
- [エッジ間隔]:切断を開始する材料の端からの距離を設定します。
- [クロップ開始側]:切断を開始する早送りの開始位置を設定します。
機械原点:機械原点(青矢印)からネストされた部品の端(赤矢印)まで早送りで移動して端材切断を開始します。
反対側原点:機械原点の反対側(青矢印)からネストされた部品の端(赤矢印)まで早送りで移動して端材切断を開始します。
最終NCの近く:ネストされた部品の最後のNC(青い矢印)から早送りで端材切断(赤い矢印)を開始します。
端材作成 #

- [端材作成]:切断された材料から端材を作成し材料リストに登録します。
- [最小エリア]:端材を作成するために必要な最小面積です。指定された面積より小さい場合は端材を作成しません。
- [中抜きの端材作成]:中抜きから端材を作成します。
- [最小中抜き面積]:指定された面積より小さい場合は端材を作成しません。
- [残材オフセット]:部品の輪郭から端材切断のオフセット距離です。
入射設定 #
[材料入射タイプ]:以下の入射タイプから入射を設定し[入射長1]で距離を設定します。
[材料脱出タイプ]:以下の入射タイプから脱出を設定し[脱出長]で距離を設定します。
[高さ感知]:トーチを材料の外に移動する前に材料上で高さを保持します。