コーナリリーフ ~自動仕分けの安定稼働~

コーナリリーフ ~自動仕分けの安定稼働~

自動仕分け装置や自動アンローディングラインの導入が進む中、
「部品がスケルトンにわずかに残る」「想定外の引っかかりでラインが止まる」
といった課題が、現場で顕在化しています。

SigmaNEST V26の新機能「コーナリリーフ」は、こうした自動仕分け特有のリスクを低減し、安定稼働を支えとなる機能です。

コーナリリーフとは

コーナリリーフは、部品の鋭角なコーナー部や不規則な形状部分に、最小限のリリーフカットを追加する機能です。

これにより、切断後に部品がスケルトンとつながったままになることを防ぎ、
部品を確実にシートから解放します。

自動仕分け装置における主なメリット

自動仕分け・自動搬送環境では、部品の分離不良がそのまま設備トラブルにつながります。

コーナリリーフを適用することで、

  • 部品がスケルトンに引っかからず、確実に落下・搬送される
  • スケルトン形状の崩れを防止し、仕分け動作の再現性を維持
  • 想定外のライン停止や介入作業を削減

といった効果が得られます。

小さな変更が、大きな安定性につながる

コーナリリーフは一見すると小さな追加機能ですが、
自動仕分け装置の安定稼働という観点では非常に重要な役割を果たします。

具体的なカットタイプや操作については、こちらで詳しくご紹介しています。

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Masaya Otani

大学でのCAD/CAMに係る専攻を経て、設計・開発エンジニア、CAD/CAMをはじめとする設計・業務支援システムの導入、開発をしてきました。シグマテックでは、カスタマイズ、新ソフトの開発をしております。 15年を超えて、複数の立場(使用者、選定者、開発者)からCAD/CAMと関わってきました。ユーザーの視点はもちろん、様々な角度からサポート・提案できるよう努めてまいります。