要素数の削減(フィルタ機能)

要素数の削減(フィルタ機能)

デザインデータなどを扱う際に、要素数が多すぎで切断機側で上手く動作しない事があります。

今回のブログでは、そんな時に役立つ機能(フィルタ)について紹介します。

 

イラストレーターなどのソフトで作成したデザインデータをDXFデータに変換する際に、形状線が微小線分の集合で表現される事があります。

それをそのままNCデータに変換した際に、切断機側で微小線分を処理しきれず、上手く切断出来ない場合があります。

そんな時にはフィルタ機能を使って、要素数を削減する事が出来ます。

要素数を削減させる事で、機械側のトラブルを解消する事が出来ます。

要素数を削減させると言っても、、単純に微小要素を間引く処理を行ってしまうと、元の形状から大きく乖離してしまいます。そうなってしまっては元も子もありません。

 

SigmaNESTでは、オリジナル形状と変換後の形状との誤差を設定する事で、その誤差の範囲内で要素数を削減させる事が出来ます。

 

例えば、下記の「加藤」さんの場合、オリジナル形状の要素数は「3024」ですが、SigmaNESTのフィルタ機能を使うと、誤差0.1で設定した場合、2544要素を削減させる事が出来て、最終的には「298」要素にする事が出来ます。

見た目もほとんど同じような結果になります。

重ね合わせて部分的に拡大すると、誤差の範囲内での形状の差異を確認する事が出来ます。

最後にフィルタ機能の操作イメージビデオになります。こちらの動画を確認いただくと分かるように、操作はとてもシンプルです。

このフィルタ機能はオプションになります。実際のデータで試してみたい場合は、担当営業にご連絡いただくか、または、下記「お問い合わせ」ボタンからのご連絡をお待ちしております。

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Takaaki Takeuchi

幼少期より数学に興味を持ち、大学生の時に学んでいた高度に抽象化された純粋数学の理論が、第3次AIブームの到来により現実世界に花開いた。 理論だけの存在であった数学に、時代がようやく追い付いた今、大学での学びが遺憾なく発揮出来る環境は既に整っているが、学生時代は真面目に勉強していなかったため、いまだにその秘められた能力を開花させる事が出来ず現在に至る。 主な業務は、SigmaNESTのカスタマイズ/ポスト開発や導入教育、サポートなど。 座右の銘「猫の下僕」「猫の召使い」「猫の手を借りたい」