今回のブログでは、昨今の材料価格高騰をテーマにSigmaNESTならではの材料を効率よく利用するための機能をご紹介いたします。
材料価格の動向
「アイアンショック」
という言葉を新聞やWebなどの各種メディアで非常に多く目にするようになって久しく感じます。
お客様とお話しする中でも
「材料価格が信じられないくらい上がっている」
「そもそも材料が手に入りにくくなっている」
というお話を伺う機会が増えています。
以下のグラフは、主要な鋼材に関する今年の価格推移のグラフです。
2021年の1月~先月11月までの推移ですが、この中でも大きく値段が変わっていることがわかります。
材料をより安価に多く確保するということも非常に重要ですが、限られた材料の利用効率を最大限まで高めるということが、利益を生むために以前よりより強く求められているのではないでしょうか?
SigmaNESTにできること
SigmaNESTは、材料の効率的な利用を念頭に開発されています。
そのための機能を以下にご紹介いたします。
(赤文字部をクリックいただくと機能の詳細をご紹介するページが表示されます。)
SigmaNESTの自動ネスト機能を利用することで高い歩留まりを実現します。矩形形状以外の端材にも高い歩留まりで自動ネスティングすることができます。それだけでなく、加工現場でのピックアップを考慮したネスティング機能もご用意しております。
高い歩留まりでより大きな端材を作成しても、しっかりと管理しそれを利用しなければ意味はありません。SigmaNESTでは、プログラムを作成する操作の中で端材を作成し、材料ライブラリへ登録することができます。CADCAMオペレーターが複雑な形状作図することなく端材を管理することができます。
端材が利用可能な状態であっても、それに効率よくネストし利用していくことが難しいとよくお聞きします。SigmaNESTには、複数の材料を指定し1番歩留まりが高くなる材料を選択する自動ネストに関する機能があり、この機能を利用することでCADCAMオペレーターの方がどの端材から利用するのか頭を悩ませる必要はなくなります。