このプラグインを利用することで使用した部品のXYサイズの条件で部品パラメータの「回転制限」で「グレイン制限を使用」を設定することができます。
「グレイン制限を使用」を設定しない場合は、「グレイン制限なし」に設定されます。
まずは、部品サイズごとに「グレイン制限を使用」設定する条件を設定する必要があります。
利用可能なSigmaNESTのバージョン #
このプラグインは、SigmaNEST X1.7SP5以降で利用可能です。
設定方法 #
自動設定される回転制限設定は、以下の項目で設定できます。
[ツールヘルプ]タブ-[コンフィグ]-[プラグインマネージャー]を選択します。
表示される画面の中で以下の項目を選択し、<Configure>ボタンをクリックします。
下図の設定画面が表示されます。
設定方法を以下に説明します。
リストについて
「機械」列:SigmaNESTで利用可能な機械設定が1行ずつ表示されます。
「利用」列:この列を有効にすると部品パラメータで該当の機械が設定されている場合に「設定」列で設定した条件の回転制限が設定されます。
「設定」列:画面下の<設定追加>ボタンで追加した条件を選択できます。
「自動回転」列:部品パラメータを開いた際に部品が0°の状態を変更します。
なし → 変更しません。
Y>X → Y方向のサイズがX方向のサイズより大きい場合に、部品を90度回転します。
X>Y → X方向のサイズがY方向のサイズより大きい場合に、部品を90度回転します。
画面下の設定について
「自動ネスト実行時に処理実行」:自動ネストを実行する際にこの画面で設定した条件で回転制限を設定します。
「部品編集後に処理実行」:部品パラメータを閉じる際にこの画面で設定した回転制限を設定します。
<OK>
この画面で設定した内容を保存します。
<キャンセル>
この画面を閉じます。
<設定追加>ボタン
このボタンを押すことで回転制限を設定する条件を設定します。
この画面では、1行ごとにX/Y方向のサイズの条件を設定し、それに合致した場合に、「グレイン制限を使用」が設定されます。
「X閾値」:Xサイズの条件の閾値となる値を設定します。
「X条件」:「X閾値」で設定したで設定した値の条件を設定します。
※値より大きい(>)や小さい(<)、以上(>=)、以下(<=)で設定します。
「Y閾値」:Yサイズの条件の閾値となる値を設定します。
「Y条件」:「Y閾値」で設定した値の条件を設定します。
<追加>:行を追加します。
<削除>;選択した行を削除します。
<保存>;設定内容を保存します。
ここで設定した内容が[設定]画面で選択できるようになります。
使用方法 #
本機能のアイコンは、[部品モード]タブと[ネスティング]タブに存在します。
このアイコンをクリックすることで以下の部品の回転制限設定を自動で設定します。
[部品モード]タブ:ワークスペースファイルに存在するすべての部品の回転制限を設定します。
[ネスティング]タブ:現在開いているタスク内のすべて部品の回転制限を設定します。
※部品の新規作成時にも回転制限設定を行います。
※部品パラメータ画面を閉じた際に回転制限を設定したい場合は、[設定]画面で「部品編集後に処理実行」を有効にしてください。