利用可能なSigmaNESTのバージョン #
このプラグインは、SigmaNEST X1.7SP5以降で利用可能です。
なお、バージョンv23未満のバージョンでは、一部の機能(穴編集)が利用できません。
利用方法 #
本機能のアイコンは、[CAD]タブに存在します。
このアイコンをクリックすると以下の画面が表示されます。
機能詳細 - [編集]タブ #
①要素の選択と選択解除
メニューアイコン下にある各種条件を設定し[選択]アイコン を実行することで、条件に合致した要素が選択されます。
選択を解除する場合は、[選択解除]アイコン を実行します。
この機能は、他の[CAD]タブの機能と組み合わせて利用することができます。
使用例1)[テキスト高さ]機能との組み合わせ
・[要素編集]アイコン を実行します。
・[テキスト高さ]アイコンを実行します。
※他の[CAD]タブのコマンドと[選択]アイコンを組み合わせて利用する場合、一度他のコマンドを選択しなおす必要があります。
・[要素編集]機能の[編集] ダイアログで条件を設定し[選択]アイコン を実行します。
・[テキスト高さ]機能の「テキスト高さ」に任意の数値を設定しエンターキーを実行します。
以上の操作で、[要素編集]で選択された要素の文字高さを変更することができます。
また、チェックボックス「選択済み要素のみ対象」機能を利用することで他のコマンドで選択した要素のみを対象にして、その中から条件を満たす要素のみ選択することができます。
上記の「テキスト高さ」コマンドとの組み合わせの場合以下のように利用します。
使用例2)[テキスト高さ]機能との組み合わせ(任意の要素のみを対象にする)
・[要素編集]アイコン を実行します。
・[テキスト高さ]アイコンを実行します。
・[テキスト高さ]機能の下図のアイコンで任意の要素を選択します。
・[要素編集]機能の[編集] ダイアログで条件を設定し、チェックボックス「選択済み要素のみ対象」を有効にしてから[選択]アイコン を実行します。
・[テキスト高さ]機能の「テキスト高さ」に任意の数値を設定しエンターキーを実行します。
以上の操作で、マウス操作で選択した用の中から、[要素編集]で設定した条件を満たす要素のみ文字高さを変更することができます。
②色変更
設定した条件を満たす要素の色を変更します。変更後の色は、「変更色」で設定します。
③線種変更
設定した条件を満たす要素の線種を変更します。
変更後の色は、「変更色」で設定します。
④ テキスト置き換え
グループボックス「テキスト」で設定された条件のテキスト要素を対象に、文字置き換えを実行します。置き換え文字は、「置き換え文字列」で設定します。
「大文字小文字を区別」を利用することで、大文字小文字を区別して文字を置き換えます。
※「変更」が無効な状態でもテキストは置き換えることができます。
⑤テキストマージ
下図のように同じ高さ(Y軸方向)に存在するテキストが複数の要素に分割されている場合に、そのテキストを自動で結合する機能です。
回転されたテキスト要素の結合にも対応しています。
この機能を利用する場合に、X軸方向にどれだけ離れた要素を結合するのかを下図の「テキストマージ間隔」で設定します。
使用例)下図のような位置関係の場合に、「テキストマージ間隔」が40mm未満の場合は、テキストは結合されません。
「テキストマージ間隔」:120mm未満→ 下図のように結合されます。
「テキストマージ間隔」:120mm以上→ 下図のように結合されます。
⑥ テキストマージ
テキストを最寄りの直線、円弧要素上にコピーする機能です。
部品形状外に存在するテキスト要素を移動したい場合に利用します。
※直線、円弧上にテキスト要素が存在する場合、部品作成時に「複数部品」設定を利用していても
ストリングタグ機能で利用できます。
※移動する直線、円弧要素の対象は、「直線」、「円弧」グループボックスでの設定内容が利用されます。(「変更」は無効の状態で利用できます。)
※コピーされるテキストの対象は、「テキスト」グループボックスの数で指定できます。また、コピーされたテキスト要素の色は、下図の「変更色」で設定します。
※下図の「移動優先先方向」で設定した内容で移動する要素が存在する方向を指定できます。例えば、上を指定すると、テキスト要素より上(+Y方向)に存在する要素のみを対象にします。また、同じ距離で複数の要素が存在する場合は、その要素の中点が最も上(+Y)の位置に存在する要素に移動されます。
機能詳細 - 条件設定 #
本機能では、要素の種類(ポイント、直線、円弧、テキスト、寸法)毎に選択される条件を設定することができます。
各要素の種類名毎に存在する「変更」を有効にすることで、選択対象とすることができます。
- 各グループボックス(ポイント、直線など)共通の設定
チェックボックス「変更」を有効にすることで、それぞれで設定した要素を選択の対象とします。
※現状の色を確認する場合は、以下のアイコンを利用して任意の要素をクリックすると
色番号が表示されます。
「編集」ダイアログを閉じなくても以下の機能を利用することができます。
変更前後の色は、以下で設定します。
対象色:選択の対象となる色を設定します。
変更色:[色変更] 実行後の色を設定します。
- グループボックス「直線」
要素の距離を指定して条件を設定できます。
範囲で指定したい場合は、「範囲選択」を有効にして左から最小値、最大値を入力します。
- グループボックス「円弧」
円弧の半径値を指定して条件を設定できます。
直線と同様に、範囲指定も可能です。
「円弧タイプ」という設定で真円、それ以外などの条件を設定することができます。
- グループボックス「テキスト」
テキストに含まれる文字を指定して条件を設定できます。
「検索文字」に文字を設定しその横のコンボボックスで以下の設定をします。
含む:テキスト要素に指定した文字が含まれている場合に選択されます。
最初:テキスト要素の最初に指定した文字が存在する場合に選択されます。
※任意の文字を指定しない場合は、「検索文字」を空欄にしてください。
機能詳細 - [穴編集]タブ #
[穴編集]タブを開くと、ファイル上の新円要素の情報がリスト表示されます。
直径毎に数量がリスト表示されます。
リストをクリックすると該当する径の真円要素がハイライト表示されます。
[穴編集]をクリックすると選択された行の穴径の径を変更することができます。