タスクパラメータは、ネスティングで利用する材料サイズやネストタイプ、
部品と部品の間隔、材料のエッジ間隔などを設定します。
タスクパラメータは、 [ ネスティング ]タブの[ パラメータ ]をクリックします。

タスクパラメータの設定は、下図、「機械」、「材質」、および「板厚」毎に設定を保存することができます。
設定の変更を行う場合は、画面の下部にある[デフォルト登録 ]ボタンをクリックします。
次回以降、同じ「機械」、「材質」、「板厚」のタスクを作成するときに、それらの設定が読み込まれます。

このページでは、タスクパラメータのいくつかの設定について説明します。
材料設定 #
材質、板厚の情報は、[タスクパラメータ]で制御されます。
材質と板厚は、タスク内の部品に設定された材質と板厚に基づいて自動的に割り当てられます。
材料の「長さ」、「幅」、「材料数」は、タスクで一時的に作成される材料です。

ネスティング #
「プライマリ設定]と[部品優先設定]は、利用するネストアルゴリズムとネスト方法を制御します。

プライマリ設定
- 「ネストタイプ」は、ネスティングで利用されるネストアルゴリズムを決定します。
- 間隔とエッジ間隔は、自動と手動の両方のネスティングで使用され、間隔は部品と部品の間隔を、エッジ間隔は材料のエッジからネストする距離を指定します。
- 「品質」は 、ネストが思考する回数を決定します。これは、自動ネストを完了するのにかかる時間に影響します。
- 「ネスト方法」は、垂直方向(1)、水平方向(5)、または他の組み合わせ(2〜4)で、部品のネスト方向を制御します。
- 「ルックアヘッドファクター」は、先読み係数によりネスティング中に一度に複数の部品を考慮することができます。数値が大きいほど、より多くの部品を選択できるようになり、歩留まりが向上しますが、ネストを完了するのに時間がかかります。
部品優先設定
- 「ネスト参照」 は、ネストを開始する材料の原点を指定します。
- 「部品ネスト方法」は、自動ネストでネストする次の部品を選択する方法を指示します。
入射チェックと先行ピアス #

- 「入射チェック」は部品間隔に加え、部品輪郭と入射の周りに間隔を適用し、確認無しは適用しません。
- 「自動解決」は、入射の 周囲に間隔を適用せず、隣接する部品と干渉する場合に入射を移動します。
- 「先行ピアスのチェック」は、ピアス部の周囲に半径が追加され、部品がピアス部の下または近くにネストされないようになります。

部品のネスト方法とレイアウトの表示方法 #

- 「部品優先順序」は、部品パラメータの順序に設定した値をネスト時に有効または無効にします。

- 「同ネストリピート無」は、有効にすると、同一のレイアウトから複数のレイアウトが作成されます。
ネストは同じですが、タスクのレイアウトごとに1つのプログラムと1つのレポートが生成されます。
無効にすると、同じレイアウトがグループ化され、1つのプログラムと1つのレポートが作成され、レポートにはそのプログラムで実行するシートの合計数が含まれます。

- 「固定ネストを使用 」は、保存された固定ネストを参照し、タスクのレイアウトに使用します。
- 「部品超過を許可」は、部品パラメータのネスト数よりも多くの部品を手動ネストできます。
- 「開先用ネスト」は、ベベルされたエンティティとベベルコーナーループの周囲にパーツクリアランスを適用します。
共通切断 #
部品に共通切断を適用する場合は、部品パラメータの「共通線加工用部品」チェックボックスにチェックを入れて[共通切断設定]を利用します。

- 単部品は、1つの直線エッジに沿って同じ部品のペアをネストします。
- 同部品は、できるだけ多くの共通のエッジに沿って、同じ部品をできるだけ多くネストします。
- 複数部品は、「共通線加工用部品」のチェックの付いた全部品を可能な限り多くの共通エッジに沿って、部品をネストします。

- 共通加工用カーフは、部品間のカーフを設定します。ルックアップ(TECテーブルの値)を使用する場合は「共通切断カーフ検索」にチェックを入れます。手動で値を設定する場合は「共通切断カーフ検索」のチェックボックスのチェックを外して「カーフ径」に値を入力します。
