部品の色分け #
部品の色分けは、以下の2つの方法で設定できます。
1.[属性]を利用した色設定
[属性]で設定した項目ごとの色分けを設定できます。具体的な設定方法は、以下のビデオをご覧ください。
2.プラグイン「色分け」を利用した色設定
保守契約を結んでいるお客様向けに提供しているプラグイン「色分け」という機能でも部品の色を設定できます。
上記の[属性]より細かな色分けの設定を行うことができます。
詳細は、以下のビデオをご覧ください。
グループネスト:タスクパラメータ「作業指示によるグループ」設定の利用 #
グループネスト機能を利用することで、自動ネストを実行する際に、作業指示や納期ごとに部品を固めてネストすることができます。
設定方法は以下のとおりです。
「作業指示によるグループ」:グループ作業指示を使用しない
グループごとにネストされません。
以下は、作業指示ごとに部品の表示色を変更しこの設定でネストした結果です。
「作業指示によるグループ」:グループ作業指示を使用
「フィールドによるグループ」で選択したグループごとにネストされます。
以下は、作業指示ごとに部品の表示色を変更し、この設定でネストした結果です。(「フィールドによるグループ」は、作業指示)
下図のようにグループごとに固めてネストされます。
この設定の場合、グループごとに他のグループの部品が混在されることが許可れており形状の小さな部品があれば下図の赤〇部のように、他のグループの部品が混在します。
「作業指示によるグループ」:作業指示を混在させない
「フィールドによるグループ」で選択したグループごとにネストされます。この設定を利用したとき、各グループの部品が混在しないようにネストされます。
以下は、作業指示ごとに部品の表示色を変更し、この設定でネストした結果です。(「フィールドによるグループ」は、作業指示)
この設定の場合、「残材タイプのグループを分離」、「間隔」、「最小ストリップ幅」の設定がネスト結果に影響します。
①「残材タイプのグループを分離」:残材ライン
下図のように各グループの領域がY軸方向の直線で分割されます。
※この設定の場合、「最小ストリップ幅」設定はネスト結果に影響しません。
②「残材タイプのグループを分離」:残材ステップ1
下図のように各グループの領域が、X軸方向の直線と、Y軸方向の直線で分割されます。
この設定では、設定された「最小ストリップ幅」の間隔でグループの境界が入り込むようになります。
③「残材タイプのグループを分離」:残材ステップ2
下図のように各グループの領域が、部品形状に沿って分割されます。グループの境界の形状は、直線だけでなく円弧も含んだ状態で表現されます。
グループネスト:タスクパラメータ「優先順位」設定の利用 #
タスクパラメータの[パラメータ]タブの「優先順位」設定を利用することでも任意のグループごとの自動ネスティングを行うことができます。

※設定できるのは、1から255までの整数となります。
※コンフィグの(下図赤枠部)設定が「低→高」の場合、優先順位の数値が小さい部品から設定することができます。
「高→低」の場合は、大きい数値の部品からネストされるようになります。
※ネストタイプ「HD-SuperNEST」を利用したい場合、「優先順位」設定を利用できるのはv20以降のバージョンとなります。
この設定を利用するメリット
この設定を利用することでタスクパラメータの[上級]タブの「作業指示によるグループ」設定を利用しなくてもグループごとの自動ネストを行うことができます。
「作業指示によるグループ」設定に比べたメリットとしては、以下の点です。
・「作業指示によるグループ」設定の場合、グループごとに自動ネスト処理を行うためグループがたくさん存在する場合、演算時間が長くなる傾向がありますが、優先順位の場合は1度で終了するため比較的短い演算時間で自動ネストできます。
・部品単位で異なる優先順位を設定できるのでより柔軟なグループ設定が可能です。
逆に、「作業指示によるグループ」を利用しないと実現できない内容としては、「作業指示によるグループ」設定で「作業指示を混在させない」ときのような、完全にグループごとに部品を混在させないようなネスティングを行うことはできません。
部品リスト機能を利用した優先順位設定
各部品に対して部品パラメータ画面で1つの部品毎に優先順位を設定するとき、部品数が多い場合は、手間がかかることがあります。
そのため、「プラグインエクスプローラー」にて、保守契約を結んでいただいているお客様向けに公開している「部品リスト編集」という機能を利用していただくことで、下図のように任意の優先順位簡単に設定することができます。
リポートへの出力 #
上記の設定した色でリポート出力を行うことができます。
一般的なリポート設定では以下の2点の設定で対応できます。
①コンフィグ設定
[ツールヘルプ]タブの[コンフィグ]の「プリンター」の「カラー印刷(リポート)」の設定を「Vector/Filledグラフィック」にします。
②リポートファイルの設定
以下のリンクをクリックし、表示されるページ紹介されている手順でリポートの編集画面を表示してください。
画面左側のメニューにこの要素の編集プロパティが表示されます。
この中の、「ColorMode」を編集します。

「cmColor」の場合は、部品形状内を塗りつぶさない状態でのカラー出力となります。
「cmColorFill」の場合は、部品形状内を塗りつぶした状態でのカラー出力となります。
「cmColorFillHatch」の場合は、部品形状内をハッチ(片側斜線)で塗りつぶした状態でのカラー出力となります。
「cmColorFillCrossHatch」の場合は、部品形状内をクロスハッチ(クロスした斜線)塗りつぶした状態でのカラー出力となります。