端材を削減するために 在庫管理を活用したネスティング、端材へのネスティングで材料を最大限利用する方法

端材を削減するために 在庫管理を活用したネスティング、端材へのネスティングで材料を最大限利用する方法

今回のブログではSigmaNESTで端材の削減をどのように実現できるかをご紹介いたします。

山積みにされた材料のなかに、使用されずに忘れられた端材はありませんでしょうか。

端材を削減し、材料を効率的に使用することでコスト削減、適切な端材管理をすることができます。

 

1.端材を作らないように材料を埋める

シグマネストでは端材を管理することができますが、その前に材料を使い切ることで端材を作らないようにすることが重要です。

簡単なことのように思いますが多種多様な材質、板厚、顧客、納期の注文があるなかでソフトウェアなしで最適化することは非常に難しいです。どの部品が切断済みか、切断中か人が判断することは工数がかかり、ミスにもつながります。

SigmaNESTでは進捗管理と材料管理を使用することで簡単に実現することができます。材質、板厚、機械ごとに部品を分けて材料が埋まるまで部品を自動的にネストします。材料の一部を切断し、残りを次に使用するのではなく、その一部を次の注文と合わせて切断するかどうかを確認、選択することができます。

進捗管理で切断済みか、切断中か、未着手かを確認できます。未着手でネストが必要な部品のみを一覧表示し、読み込むことができます。

材料の使用率が指定パーセント未満の場合に最後のレイアウトをキャンセルし、材料を使用しない設定があります。

2.端材を優先して使用する

条件はあるかと思いますが、端材の増加を防ぎ、端材を活用することで利益を得ることができます。

SigmaNESTでは全ての材料を読み込み、「最初に端材を使用」にチェックをするだけで指示できます。1回の自動ネストで端材にネストしてから続けて新材料へネストしていくことができます。

その結果、可能な限り端材を使用してネストします。残りの部品は新材料にネストすることで最大限端材を活用することができます。

山積みされた底から引き出すことになり、少し余分な作業になる場合もありますが、材料管理が容易になり、大きな材料費削減が可能になります。

シグマネスト

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Hiroki Shiozawa

岡山を拠点に技術支援をしています。3DCADCAMのサポート支援、管理ソフトのシステム開発の経験を積み、シグマテックでは8年目になります。主にシグマネストのカスタマイズ開発、サポート、導入教育を担当しています。週末は子供と公園やキャンプに行って楽しんでいます。