金属加工業界におけるコスト計算と見積り作成

金属加工業界におけるコスト計算と見積り作成

コスト計算と見積もりほど、ビジネスの売上、健全性、収益に大きな影響を与える要素はありません。

価格設定が高すぎると製品やサービスが売れないことは、ほとんどの人が認識していますが、問題はその逆、つまり価格設定が低すぎることです。価格設定はどのようにすればよいのでしょうか。

金属加工ビジネスにおける価格設定の 80 % は低すぎるという報告もあります。

では、価格設定はどのようにすればよいのでしょうか。

正確な部品コストを知る

正しい価格設定は、製造される部品の実際のコストを知る必要があります。

金属加工では、これは材料、機械、および人件費を意味します。

 

下図は、SigmaNESTにおけるコスト計算を示しています。原材料費と使用した材料の重量に基づいて、使用した材料 (この場合はチタン) のコストを計算します。使用した材料は、部品の製造に必要な実際の材料 (実際の形状の材料コスト) か、部品が収まる最小の長方形に使用する材料の量 (長方形の形状の材料コスト) のいずれかです。両方のコストがわかっているため、見積りツールは最小コストと最大コストの範囲をすばやく判断できます。

 

また、ここでは加工機のオペレーションコストの情報についても表示されています。この計算には、機械の運用コスト、消耗品のコスト、諸経費、さらには作業者のコストも含めることができます。

ネストされたコストを知る

上記の計算だけでは正確な見積もりを計算するのに十分ではないことがよくあります。そのためには、見積もり担当者はネスト
コスト、つまり切断される材料にネストされた部品の重量からコストを知る必要があります。

SigmaNESTでは、自動ネストの機能を利用して簡単にネストコストを算出することができます。

 このコストには、部品の周囲でスクラップとして失われる余分な材料も考慮されています。

まとめ

今回のブログでお伝えしたかった 4 つの重要なポイントを以下にまとめます。

 

見積価格を低く設定しすぎていることが多くあります。

正確な見積もりを行うための第一の鍵は正確なコストを知ることです。

正確な見積もり注文を検討するには、ネストコストを知る必要があります。

SigmaNESTでは、重要なコスト情報を計算することができ御社の見積りの精度を向上させます。

SigmaNESTの見積もり機能について興味がある方は、ぜひ以下の記事も併せてご覧ください。

 

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Takehito Iizuka

新潟県生まれです。シグマテックでは6年目で技術チームとしてお客様への導入支援、カスタマイズの開発やサポートなどを担当しています。音楽と釣りが好きです。車の運転が苦手です。